厳しい４月を迎えている李承燁（イ・スンヨプ、３３、読売）が生存の岐路で、友人でありライバルでもある林昌勇（イム・チャンヨン、３３、ヤクルト）と対決する。

読売とヤクルトは１４日から神宮球場で今季初の３連戦に入る。 １３日現在５勝２敗２分けでセリーグ首位を走っている読売に４位のヤクルト（５勝４敗）が挑戦する。


▽先発の保証がない李承燁

余裕がないのは李承燁だ。 スポーツ報知は１４日、「原辰徳監督が毎日打線を組み直して独走を固める」とし「３番小笠原・４番ラミレスを除いた打順は毎日入れ替わる見通し」と報じた。

スポーツ報知は５－６月まで主力争いが続くと予想した。 李承燁にとっては、当日の成績が翌日の出場可否を決めるという厳しい戦いとなる。

▽ライバル戦

その李承燁の前に林昌勇が立ちはだかる。 林昌勇は今季３セーブ（リーグ１位タイ）をマークし、５試合連続無失点という快調なスタートを切った。 李承燁が先発または試合の後半からでも代打で出場すれば、右腕サイドアームの林昌勇と対戦する可能性は高い。

三星（サムスン）ライオンズ時代チームメートだった２人は、林昌勇が日本に進出した昨シーズン、印象的な対決を繰り広げた。 ３月２８日に神宮球場で行われた開幕戦で林昌勇は６－２の８回に登板、１５０キロの速球で李承燁から空振り三振を奪った。翌日の再対決では、李承燁が９回三塁から内野安打を放った。 ２人の対決は李承燁が４月１３日に２軍に落ちたことで終わった。

昨年は林昌勇が初戦から李承燁を抑えて自身の価値を証明したとすれば、今年は李承燁がプライドをかけて林昌勇と戦うシーズンとなる。