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北が成功主張する470メガヘルツの信号とらえられず

放送通信委員会傘下の中央電波管理所が、「通信衛星『光明星(クァンミョンソン)2号』を成功的に打ち上げた後、電波を通じて革命歌謡を送っている」という北朝鮮の主張を一蹴した。

中央電波管理所の李謹協(イ・グンヒョプ)所長は8日、「北朝鮮がロケットを打ち上げた5日から、光明星2号が使うという周波数帯域を追跡したが、『チッ、チッ』という音が出るだけで何のデータも受信できない」と述べた。李所長は、「北朝鮮のロケット打ち上げ後、光明星2号が使うという周波数帯域の470メガヘルツの電波に対し24時間の監視体制に入った」と明らかにした。北朝鮮の衛星打ち上げが失敗したり、もともとロケットに衛星が積み込まれていなかった可能性が高いということだ。北朝鮮は朝鮮中央テレビを通じ、「現在衛星からは不滅の革命頌歌『金日成(キム・イルソン)将軍の歌』と『金正日(キム・ジョンイル)将軍の歌』の旋律と測定資料が470メガヘルツで地球上に送られている」と主張した。

しかし国連傘下の国際電気通信連合(ITU)と日本の総務省に続き、中央電波管理所まで「この周波数帯域ではどのような歌も聞こえなかった」と明らかにした。あるアマチュア無線家は、「北朝鮮が衛星で歌を放送するという話を聞いて試してみたが何も聞こえなかった」と話す。専門家らは、「アマチュア無線装備では北朝鮮の衛星が歌を放送してもその内容をチェックするのは難しい」としている。周波数は車両に例えるとデータを載せる運搬手段だが、アマチュア無線ではその中にどのような荷物が積まれているのかわからないということだ。盗聴を防いだり、伝送効率を高めるため電波を変造するためだ。


それでも北朝鮮の衛星が歌を送信してくればその電波が通る地球上のあちこちで混信が起きるのが正常だが、まだそうした現象は現れていない。特に470メガヘルツ帯域の周波数は各国が互いに異なる用途で多く使う電波であることから、混線現象はすぐに確認できるはずだ。



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