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安保理、対北制裁合意に至らず…日本、独自制裁も(1)

国連安全保障理事会が長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮への制裁策について協議したが、合意に至らなかった。

中国・ロシアが制裁に反対し、追加制裁よりは既存の安保理決議の徹底履行などで合意する可能性が高まっている。これを受け、日本は独自の北朝鮮制裁措置を講じる方針を固めた。米国は今後、北朝鮮・イランなどの長距離弾道ミサイルの脅威に対応するため、ミサイル防衛(MD)システムの構築に努力するとしている。

◇国連安保理=6日午後(現地時間)、安保理常任理事国5カ国(米英仏中ロ)と日本が会合を開き、北朝鮮への制裁措置について協議したが、決裂した。米国と日本は「北朝鮮のミサイル発射は安保理決議1718号に違反する。新たな制裁決議案を採択すべきだ」と強調した。しかし中国とロシアは「北朝鮮の行動を1718号違反とは見なしがたい」という立場を固守した。


ロシアのチェリキン国連大使は「最も重要なのは、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議だ。感情的に対応してはいけない」と述べた。北朝鮮が6カ国協議を破ることもあり得ることから、国連が北朝鮮を刺激してはいけないということだ。

AFP通信と米VOA(ボイス・オブ・アメリカ)は「米国が議長声明に満足するかも知れない」と報じた。AP通信は「米国が既存の国連制裁(1718号)を徹底して履行するレベルで、現実的な妥協策を見出すだろう」と伝えた。



安保理、対北制裁合意に至らず…日本、独自制裁も(2)

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