自殺した女優のチャン・ジャヨンさん（２９）が残した、いわゆる「チャン・ジャヨンリスト」を捜査中の警察は６日、接待を受けたとされる有力者６人に対して１回目の捜査を終えた、と明らかにした。

京畿（キョンギ）警察庁のイ・ミョンギュン強力係長はこの日、「酒の接待、性上納疑惑に関連し、捜査対象となっている９人のうち６人に対して調査を行った」とし「残り３人の供述も近く確保する計画だ」と説明した。

警察によると、捜査対象となった９人は▽日刊紙代表などチャンさんの兄が性売買特別法違反容疑で告訴した人物３人▽文書に登場する人物５人▽文書に記載されていないがチャンさんから酒の接待を受けたとされるインターネットメディアの代表１人－－。


当初伝えられた捜査対象１０人のうち、日本に滞在中の元所属事務所代表キム某容疑者（４０）を除いた９人だ。

現在、警察は参考人およそ６０人から供述を確保しており、キム容疑者のクレジットカードの使用内訳も分析中だ。しかし警察は１回目の捜査を終えた６人が誰であるかについては明らかにしなかった。

このため警察の周辺では、日刊紙の代表やインターネットメディアの代表ではない人物を優先的に取り調べたのではという見方が出ている。捜査対象９人のうち３人がマスコミ代表である点から、こうした疑惑が強まっている。これに関し警察は「捜査を行っている状況で誰を取り調べたかを公表することはできない」と述べた。