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北朝鮮だけが成功という「衛星」…金正日3期の祝砲用か(1)

北朝鮮はロケットを発射した5日午後から、「光明星(クァンミョンソン)2号が成果的に発射され自己軌道で活動している」という報道を浴びせている。人工衛星は軌道進入に失敗したとみられているが、北朝鮮内部的には大々的に成功したという虚偽の宣伝をしているのだ。

しかし北朝鮮の友邦のロシア軍関係者も北朝鮮が発射した衛星が地球軌道進入に失敗した事実を確認したとインタファクス通信が6日に報道した。ロシア軍総参謀部所属の関係者は、「われわれの宇宙空間統制システムは北朝鮮の衛星の地球軌道進入をとらえられなかった。北朝鮮の衛星は宇宙空間には存在しない」と述べたと伝えた。

政府当局者は、「北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)委員長の政権3期が始まる12期最高人民会議1次会議(9日)を控え、大々的にお祝いムードを作るため虚偽の宣伝をしているようだ。こうした姿は1998年8月のテポドン1号発射のときと類似している」と述べた。また、「最高人民会議に次いで北朝鮮が最大の名節としている4月15日の太陽節(金日成主席誕生日)まで続くだろう。衛星の軌道進入が失敗したという事実は北朝鮮の住民は知ることができないだろう」としている。


光明星1号を打ち上げた98年当時も北朝鮮の科学者は日刊紙報道だけでなく、「千里馬」など各種月刊誌を通じて人工衛星と関連した記事を寄稿し、住民らに宣伝していた。



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