北朝鮮が衛星だと主張しながらロケット発射を強行した。国際社会は直ちに国連安全保障理事会を開き、北朝鮮に対する制裁を推進している。北朝鮮がこうした不利益にもかかわらずロケットを発射した理由と、ロケット発射が韓国社会に与える安保・経済・社会的脅威について一問一答形式で分かりやすく説明する。
--北朝鮮がロケットを発射した狙いは。
「弾道ミサイル発射能力があることを誇示するためだ。ロケット技術は基本的に弾道ミサイル技術と同一であり、98年に比べて飛距離が伸びた今回のロケット発射で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術の確保という目標にさらに一歩近づいたことを示そうとしたようだ」
---衛星を軌道に乗せるのに失敗したが。
「衛星はそれほど問題ではない。北朝鮮が今回の発射を通して長距離ミサイルの性能を試験したという事実に変わりはない。ただ、軌道に乗らなかったため、アラスカやハワイを打撃できる程度の射程距離(8000キロ級)を確保できたかどうかはまだ分からない」
--韓国を狙ったわけでもなく、韓国の上空を通過したわけでもないが、韓国にとって脅威になる理由は何か。
「北朝鮮の核開発と密接な関連があるからだ。北朝鮮は06年10月に核実験を実施した。仮に北朝鮮が核兵器を開発したとしても、これを飛ばせる手段がなければ無用となる。長距離ミサイル技術は核弾頭を搭載して遠距離まで運ぶ能力だ。こうした意味でミサイルを‘大量破壊兵器(WMD)運搬手段’と呼ぶ。北朝鮮が核兵器を保有した状態からミサイル技術まで確保すれば、韓半島の安保均衡は大きな打撃を受けることになる。核を保有する国とそうでない国の間には、従来の武器では埋められない戦力の不均衡が発生するからだ。核兵器は少量でも莫大な破壊力を持つため、その数よりも保有しているかどうかに大きな意味がある」
日本、北ロケット発射を口実に軍備強化の動きも(2) 【ニュース特集】注目される北朝鮮の動き
--北朝鮮がロケットを発射した狙いは。
「弾道ミサイル発射能力があることを誇示するためだ。ロケット技術は基本的に弾道ミサイル技術と同一であり、98年に比べて飛距離が伸びた今回のロケット発射で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術の確保という目標にさらに一歩近づいたことを示そうとしたようだ」
---衛星を軌道に乗せるのに失敗したが。
「衛星はそれほど問題ではない。北朝鮮が今回の発射を通して長距離ミサイルの性能を試験したという事実に変わりはない。ただ、軌道に乗らなかったため、アラスカやハワイを打撃できる程度の射程距離(8000キロ級)を確保できたかどうかはまだ分からない」
--韓国を狙ったわけでもなく、韓国の上空を通過したわけでもないが、韓国にとって脅威になる理由は何か。
「北朝鮮の核開発と密接な関連があるからだ。北朝鮮は06年10月に核実験を実施した。仮に北朝鮮が核兵器を開発したとしても、これを飛ばせる手段がなければ無用となる。長距離ミサイル技術は核弾頭を搭載して遠距離まで運ぶ能力だ。こうした意味でミサイルを‘大量破壊兵器(WMD)運搬手段’と呼ぶ。北朝鮮が核兵器を保有した状態からミサイル技術まで確保すれば、韓半島の安保均衡は大きな打撃を受けることになる。核を保有する国とそうでない国の間には、従来の武器では埋められない戦力の不均衡が発生するからだ。核兵器は少量でも莫大な破壊力を持つため、その数よりも保有しているかどうかに大きな意味がある」
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