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北朝鮮、日本の反発にも東海に打つ理由

中国・ロシア人がケガをしないよう?

北朝鮮が咸境北道舞水端里で発射準備中の「銀河2号(テポドン2号ミサイル)」を東に向けて発射する理由は何か。テポドン2号は、規模で見れば高度600~700キロの低軌道人工衛星を打ち上げられるミサイルだ。北朝鮮が人工衛星だと主張する「光明星2号」はテポドン2号(銀河2号)の頭の部分に搭載されている。

専門家たちは北朝鮮が「光明星2号」を低軌道に進入させようとした場合、北極や南極に向かって発射する方法が最も容易で、成功率も高いものと見ている。人工衛星を地球軌道に載せるために、北極や南極に向かってまっすぐに発射すれば方向を切り替える必要もない。3段型ロケットではなく2段型ロケットでも可能だ。


それでも北朝鮮が北極または南極方向を敢えて避けるのはテポドン2号が空中で捨てる1段及び2段ロケットのためだ。舞水端里でテポドン2号を北極方向に発射した場合、空中分離した1、2段ロケットが中国またはロシアに落ちることになる。中国やロシアの住民にケガをさせることも考えられる。中国とロシアがテポドン2号を北極に向けて発射することを許さない理由だ。

北朝鮮がテポドン2号を舞水端里から南極方向に発射すれば浦項と日本の北九州上空を通過する。問題はテポドン2号の性能からみて、空中で捨てた1段ロケットが北九州に落ちるという点だ。その場合、日本は直接的な挑発とみなすのは確実だ。

こうした理由で北朝鮮は1、2段ロケットを東海と太平洋に捨てるために東、それも日本の秋田県の方向を選択するほかなかったものとみられる。舞水端里を基点とし、東海(トンヘ、日本海)水域が最も広い所が秋田県だ。北朝鮮の発表によると1段ロケットは日本の秋田県西130キロの海上に落下する。もう少し飛べば日本の本州に落ちることもあり得る状況だ。



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