「青瓦台（チョンワデ、大統領府）行政官性接待疑惑」を捜査中のソウル麻浦警察署は「キム某元行政官と先月２５日夜、酒の席をともにしたチャン某元行政官、放送通信委員会シン某課長を２日午後（４３）召喚調査した」と明らかにした。

警察関係者は「２人とも参考人の身分で呼んだものの、調査の結果、性売買をしようとした疑いが明らかになり、被疑者の身分に変わった」と説明した。特に麻浦署関係者は「当時勤めていた高級クラブのウエーターを呼んで調査した結果『モーテルの入口までキム元行政官を含む今度の事件と関係ない一般人、身元を確認することができない男性ら３人を案内した』という供述を確保した」と明らかにした。警察は身元を確認することができない男性がチャン元行政官なのか、あるいはシン課長なのか従業員を再び召喚して調べる方針だ。

また警察はこの日、事件当日、新村Ｄ高級サロンでキム元行政官ら３人を接待した後、会社法人カードで１８０万ウォンを決済したケーブル放送会社のＴ社職員ムン某氏も召喚して調べた。ムン氏は性売買代金を支払った疑いがもたれている。警察はまた、事件が起こった２５日に捜査を局限せず、ムン氏がキム元行政官らを相手にロビー活動をしていないかさらに追及した。このために警察はＴ社の法人カード３カ月分の使用内訳を要請することにした。