自殺した女優の故チャン・ジャヨンさんが残した、いわゆる「チャン・ジャヨンリスト」を捜査中の警察が「チャンさんが加わった酒の接待で、わいせつ行為があった」という具体的な供述を確保したものとみられる。

警察当局者は２日「酒の接待で、チャンさんと同席した女性から“ある人物がチャンさんに対し、眉をひそめさせるような不適切な行為をした”という供述を確保した」と明らかにした。これは、チャンさんが加わっていた酒の席が、かなり退廃的な雰囲気だったことを示す。


昨秋、チャンさんとともに接待に臨んだある女優が、警察で「最善を尽くしたサービスが行われた」と供述したのも、こうした事実を裏付ける。警察はこれまでチャンさんの酒の接待に関連し、約２０人を参考人として呼んで、取り調べた。うち一部はチャンさんとともに酒の席に呼び出された女性だ。

ある女性は７～８回にわたる酒の席の状況を伝えたものとされる。これらは、共通的に「ほかの女性は時々接待に呼び出されたが、チャンさんだけが常習的に呼び出されていて、このためチャンさんが非常に苦しんでいた」と供述している。警察はわいせつ行為が常習的に行われていたものと見ている。

警察は酒の接待が行われたソウル江南（カンナム）地域の該当風俗店への聞き込み調査を行い、関係者らの通話内容を調べた結果、チャンさんと酒を飲んだ人物４、５人の身元情報を確認したという。警察は追加の確認作業を行った後、該当する人物への捜査を早ければ今週末にも始める予定だ。