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李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領の初めての会談は、北朝鮮関連政策をめぐる連携の緊密化を強調し、韓米自由貿易協定(FTA)の進展に向けた協力を再確認することに焦点が当てられた。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の李東官(イ・トングァン)スポークスマンによると、オバマ大統領は「私が大統領を務める限り、韓米同盟はより一層強化される」と、強い意志を表明した。両首脳は北朝鮮関連政策について、徹底した連携を確認するとともに「北朝鮮の核保有を受け入れられない」という認識で一致した。
オバマ大統領は「北朝鮮は米国との直接交渉を望んでいるようだが、北朝鮮が、韓米間の長い同盟関係に溝を作ることはできない」と述べた。「北の核保有を認めない」という立場を再確認したのは、オバマ政権が「核拡散の阻止を目指しつつ、北朝鮮の小規模な核武装は容認するかもしれない」という一部の疑念を取り除くものでもある。
01年、ブッシュ大統領就任以来初の韓米首脳会談で、当時の金大中(キム・デジュン)大統領とブッシュ大統領の間に、北朝鮮政策をめぐる意見の違いが露呈していた点を考えれば、今回の会談は、両国の隔たりに対する懸念をある程度解消することに寄与したと評価できる。
当面した懸案のミサイル発射について、両首脳は▽北朝鮮のミサイル発射は国連安全保障理事会の決議1718号に違反する▽発射時には国連安保理に付託する--などの立場で一致した。特にオバマ大統領は「安保理の(新たな)制裁決議案を準備中だ」とした。これはこれまで韓米当局者の間で検討されていた内容と大きく異ならない。すでにクリントン米国務長官は安保理付託の方針を明言した。韓国政府も「発射は安保理決議に違反する」との立場で一貫している。
オバマ米大統領「新붂な対北制裁を準備中」(2)
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