「ハイソウル自転車大行進」は来月１８－２１日にソウルで開催される「第３回Ｃ４０気候変動会議」を広く広報する意味も持つ。

「Ｃ４０気候変動ソウル会議」は温室効果ガスの削減について話し合い、共同の対応策を模索するという趣旨からスタートした４０の世界主要都市の集いだ。０５年にリビングストン元ロンドン市長の提案により実現した。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京など４０都市が会員で、準会員にあたる１６の協力都市と１２の姉妹・友好都市がある。国内ではソウルが唯一の会員都市だ。ソウル市のオ・ジェソンＣ４０企画チーム長は「全世界の面積の２％しか占めていない大都市が、地球上の温室効果ガスの８０％を排出している」とし「今回の自転車大行進を通じ、温室効果ガスについての危機意識を高め、環境に配慮した交通手段として自転車の利用を広げる狙い」と話した。


Ｃ４０気候変動会議は２年ごとに開催される。今年のソウル会議には、ロンドン・東京・シドニーなど会員都市の市長ら３２人を含め、全世界から６３都市の代表が参加する。クリントン元大統領も出席し、基調演説を行う予定だ。気候変動枠組み条約（ＵＮＦＣＣＣ）、国連環境計画（ＵＮＥＰ）、世界気象機関（ＷＭＯ）など９の国際機関の代表らも出席する。

ソウル市は会議期間中にソウル・韓国総合展示場（ＣＯＥＸで）、ソウル気候変動博覧会を開催する。博覧会ではソウル会議に参加した各都市の気候変動事例が紹介され、関連企業の最新の技術や製品が展示される。また、各国際環境機関がまとめた「環境配慮に向けた優秀な活動事例」も発表される。

ＵＮＥＰ韓国委員会のチョン・ヒョンジンチーム長は「国際的に優秀な環境配慮活動に選ばれている、韓国の▽低所得層子どもの環境教育▽ヒトデ退治キャンペーン－－などの事例について考えるセミナーも開催する予定だ」とした。