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青瓦台行政官への性接待疑惑、証拠確保に着手

ソウル・麻浦(マポ)警察署は31日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)行政官への性接待疑惑と関連し、該当の遊興店への家宅捜索を行い証拠確保に乗り出した。

警察はこの日午後7時ごろ、新村(シンチョン)にあるルームサロンに対し家宅捜索を実施し、クレジットカード端末機と売上伝票、ルームサロン内部の監視カメラなどを確保した。警察関係者は、「店側にクレジットカードの売上伝票などを提出するよう要求したが応じなかったため家宅捜索令状の発布を受け執行した」と述べた。元青瓦台行政官が先月25日夜にソウル・老姑山洞(ノゴサンドン)のモーテルに遊興店の女性従業員とともにいたところを警察に摘発されてから6日目のこと。元行政官はモーテルに投宿する前にこの遊興店で同僚の行政官、放送通信委員会の課長級幹部、ケーブルテレビ業者関係者の3人とともに酒を飲んでいたことがわかっている。

ケーブルテレビ業者側は当日夜にこの遊興店で法人カードにより180万ウォン(約13万円)余りを決済していたとされる。200万ウォン近い飲食費を、元行政官の職務と関連した業者関係者が会社のカードで支払ったことから性接待疑惑がふくらんでいる。


今回の警察の家宅捜索は、捜査が進まないことから事件を縮小化しようとしているのではないかという指摘を受けたことにともなうものとみられる。警察はこの日、性売買容疑で元行政官を再召喚し取り調べる予定だったが、元行政官との連絡が取れなくなっており取り調べはできなかった。元行政官とモーテルにいるところを摘発された女性従業員については、「元行政官に対する取り調べができていない状態で女性従業員を呼ぶ計画はまだない」としている。

警察は事件発生翌日の26日に青瓦台に摘発の事実を報告した後も、「元行政官が会社員だと陳述しており、行政官だとはわからなかった」という言葉で一貫しており、事件隠蔽疑惑を受けていた。





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