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上半期の話題作として期待を集めている「サースト」(英語題、原題「コウモリ」)の演出者・朴賛郁(パク・チャンウク)監督が、映画の主演俳優であるソン・ガンホとキム・オクビンのキャスティング秘話を初めて公開した。
朴賛郁監督は31日、ソウルCGV狎鴎亭(アプグジョン)で開かれた映画の制作報告会で「ソン・ガンホには9年前に『JSA』を撮影した際、『サースト』についての構想を初めて話した。キム・オクビンは一目で魅了されたタイプ」と明らかにした。
朴監督によると、ソン・ガンホはすでに9年前から一緒に作業したいと話していたという。 当時は「JSA」の撮影で忙しかったが、無限の信頼からまだ決まっていなかった「サースト」と「復讐者に憐れみを」について話をしたという。
ソン・ガンホは「当時のことをはっきりと覚えている。 映画についての話を聞いたのは、『JSA』の葦畑での撮影のときだった」とし「当時はこういう破格的な映画を本当に制作できるだろうかと感じた」と回想した。
一方、キム・オクビンは「サースト」の撮影が迫る中でキャスティングされた。 キム・オクビンが演じたテジュ役は心理の変化が激しく、露出の程度も多いため、多くの女優が期待と憂慮を同時に抱いたキャラクターだ。
朴監督は「『多細胞少女』を一緒に撮影したチョン・ジョンフン撮影監督がキム・オクビンを推薦してくれた。 全く知らない状態で会った」とし「テジュはなにか不安な感じの人物だが、テジュのような不安定な姿をキム・オクビンから発見した。 『オールド・ボーイ』のカン・ヘジョンのように一目で魅了された」と説明した。
さらに「その日、3万ウォン(約2000円)のワインを2本飲んだと思っていたが、後になって30万ウォンだったことを知った。大きなお金を使ったのがもったいないという部分もあったようだ」と言って笑った。
朴監督は「今回の映画は非常に満足している作品」とし「映画を見ればソン・ガンホにこういう面があったのかと感じると思う。同時にキム・オクビンを見て、韓国にもこういう女優がいたのかと思うはずだ」とし、2人を絶賛した。
正体不明の血の輸血を受けた神父が一人の女性に会い、危険な関係に陥るというストーリーの「サースト」は4月30日に公開される。
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