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安保理「北ミサイルへの制裁」可能か

北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓日米首席代表は27日(現地時間)、米ワシントンで会談し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射に踏み切る場合、「直ちに国連安全保障理事会を招集し、制裁策を検討する」との認識で一致した。

韓国首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商部韓半島平和交渉本部長はこの日、米国のボスワース特別代表(北朝鮮政策担当特)とソン・キム6カ国協議担当特使、日本首席代表の斎木昭隆外務省アジア大洋洲局長と協議した後、このように述べた。

しかし、安保理常任理事国の中国とロシアが北朝鮮への制裁に加わるかどうかは未知数だ。ラジオの発信装置などといった初歩の形の衛星でも、軌道進入に成功する場合、制裁の名分になる、というのが大方の見方だ。米国人女性記者が北朝鮮に拘束されている状況で、米国が強硬策を取りにくい、という見方も出ている。


制裁が発動されても、北朝鮮に実質的な打撃を与えられる手段がないのも悩みだ。ボスワース特別代表が韓米日3国の「戦略的緊急性」に触れ「金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長との会談、または外務省高官との接触も考えられる」とコメントしたのも、制裁よりは対話を通した朝米交渉を暗示したものと受けとめられる。結局、国連安保理が北朝鮮への制裁と実効性をめぐり、頭を悩ませることになったわけだ。



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