許丁茂（ホ・ジョンム）号がアジアチャンピオンのイラクに勝った。

しかし２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）最終予選の北朝鮮戦（４月１日午後８時、ソウルＷ杯競技場）で痛快な勝利を望むファンとしては満足できる試合ではなかった。


ヨーロッパ移籍がうまく進まず実戦感覚が落ちている李根鎬（イ・クンホ、無籍）は決定的なチャンスを生かせず、期待されたＤＦ黄載元（ファン・ジェウォン、浦項）はオウンゴールで不安感を抱かせた。

許丁茂監督が率いる韓国サッカー代表は２８日、ビッグバード（水原Ｗ杯競技場)で行われたイラクとの評価試合で先制ゴール（オウンゴール）を許したが、金致佑（キム・チウ）の同点ゴールと李根鎬のＰＫで２－１の逆転勝ちを収めた。

しかしイラクが０７年アジアカップの優勝メンバーが１人も含まれていない２１歳以下の若い選手である点、ホーム試合という点を考えると、不安の残る試合となった。

一方、北朝鮮はこの日、平壌（ピョンヤン）の金日成（キム・イルソン）総合競技場でＵＡＥを破り、Ｂ組トップに立った。

北朝鮮は後半６分、パク・ナムチョルが先制ゴールを決めたのに続き、試合終了直前にムン・イングクが追加ゴールを入れ、２－０で勝った。

これで北朝鮮は韓国より１試合多い状況で３勝１敗１分け（勝ち点１０点）となり、韓国（２勝２分け、勝ち点８）を抜いて１位になった。