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ますます疑惑がつのるチャン・ジャヨン事件捜査で自殺の動機を推測できる新たな証言が出ている。
チャン・ジャヨンさん事件の新たな鍵を握っている所属事務所の前職員Aさんは、ISとの単独インタビューで「故人は死亡直前まで(キム某代表の)所属事務所を1日も早く出たいと言っていた上、(問題の)文書が流出されるのではないかと心配し、悩んでいたようだった」と明らかにした。
Aさんは「長い間見守ったところでは、故人は普段から非常に明るく朗らかな性格だったので、自殺したという事実は信じられない。文書作成から自殺まで1週間、急激な心境の変化を経験したに違いない」と話した。
▲文書流出で悩んでいた
Aさんによると、チャン・ジャヨンさんが所属事務所を通じて公式活動をしたのは2月27日が最後だった。この日、百想芸術大賞授賞式に出席した後、彼女に対する所属事務所の支援は中断した。現場のマネジャーも「会社の経営状態が思わしくない」という言葉を聞いて会社を離れた。
続いて2~3日後、チャン・ジャヨンさんは普段からとても親しかったAさんに電話で「会社を離れたい」と相談して来た。Aさんは「ほかの所に行ったところでいいことはない。キム代表はじっといるような人ではない」と止めた。その後、自殺事件が起こったことに対してAさんは「チャン・ジャヨンさんの文書の内容がもしかしてどこかに流出されるのではないかと悩んでいたようだ。ユ・ジャンホさんと文書を作成後、ユさんと連絡がうまくとれずもどかしそうにしていた」と述べた。
▲酒の席は何回あったのか
文書にあったという酒の席の接待と性の上納疑惑については「一部分合っている」と話した。Aさんによるとチャン・ジャヨンさんは警察の調査で明らかにされた新人女優Bさんらとともに夜の酒の席の集まりに数回出た。しかしその席が終わって直ちに帰ったから「性上納疑惑についてはよく分からない」という立場だ。
▲経済的困難
警察で自殺の動機のうちのひとつと推定したように、チャン・ジャヨンさんは実際、経済的困難をきたしていた。
Aさんは「故人が出演料は所属事務所と分けずにすべて持って行くが、ひと月におよそ200万ウォンを超す進行費などは直接解決する契約なので、これを用意するのが大変だったようだ」とし「個人的な債務関係を持っていたと聞いている」と説明した。チャン・ジャヨンさんは父の遺産をもとにこれまで比較的余裕のある生活をしてきたものと知られていたが、一部に知られたほど豊かではなかったということだ。
▲「殺す」とは「社会的埋葬」の意味
MBC「ニュースデスク」が25日に報道した「キム代表が私を殺してしまうと言った」という通話内容についてもAさんは「本当に殺すという意味ではなく、社会から葬られることを意味する」という見解を見せた。Aさんは「チャン・ジャヨンさんと通話をしながらこの言葉を直接聞いたというマネジャーとも話したが『切迫した意味のものではなく、こんなことを言ったのかも実は思い出せない』と言っていた」と言った。
警察もこの部分に対してはそのような意味として受けとめている。事件を担当中の京畿地方警察庁のイ・ミョンギュン係長は「通話録音の内容の中に“殺す”というキム代表の表現があるが、これは『芸能界から葬ってやる』という意味だと判断している」と説明した。
Aさんは「会社を離れた立場だが、所属事務所との対立過程の中でこうしたことが起こったわけで、ただ残念なだけだ。早く解決し、故人が楽に眠れるよう願う」と結んだ。
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