墨田区が積極的に乗り出すしたのを受け都内の他の区も補助金政策を相次いで出している。来月から新宿区が世帯当たり５４万円の補助金を支援することにし、渋谷区は剰余電力を売却する際、キロワット当たり３０円を上乗せすることにした。

太陽光住宅建設ブームは地方にも広がっている。石川県は設置費用の５％を補助し、愛知県は世帯当たり１万５０００円を支援することにした。

これを受け太陽光住宅建設ブームも起きている。ミサワホームは２００万円を超える発電容量３キロワットの太陽光発電装置を５０万円以下で供給している。積水ハウスは太陽光発電装置が設置された住宅については別途ブランドの「グリーンファースト」を立ち上げ、前年比２倍の４０００世帯を分譲する予定だ。


太陽光発電装置の性能も急速に改善されている。シャープは発電量が２倍に増え、屋根の構造が複雑な住宅にも設置できる高性能設備を来月から販売する。三洋電機や三菱電機など太陽光発電装置メーカーは今年の装置設置世帯数が過去最大の９万２０００世帯に達するものとみている。既存の太陽光発電住宅まで合わせると６０万世帯に達する。これらの住宅の総発電能力は中型原子力発電設備２基分に相当する２００万キロワット規模に達する。火力発電に比べ年間１５０万トンのＣＯ２削減効果が予想されている。





日本で太陽光発電住宅の建設ブーム（１）