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韓日国際平和シンポ「伊藤を撃ったが安重根は先覚者」(1)



日本で安重根(アン・ジュングン)義士は「日本近代化の父」である伊藤博文を射殺した人物として知られているが、それに対する評価はかなり冷徹だ。

保守右派たちの見方ではテロリストという認識が典型的だが、これらの間にも「安義士は国を救おうとした義士」という認識が同時に広がっている。当時の朝鮮の事情から見れば伊藤博文は朝鮮の凶賊だったからだ。


こんな時代的背景から日本では安義士に対する研究が継続的に行われている。在日韓国学者たちと日本人学者たちが28日、京都で開催する「韓日国際平和シンポジウム」の焦点も「安重根義士」に集められている。安義士が残した文と思想を振り返る展示会とともに「安重根はどうして伊藤を撃ったのか」というテーマのシンポジウムも開かれる。

このイベントを主催する「韓国併合100年市民ネットワーク」オム・チャンジュン事務次長は「日本の右派たちにとって安重根は敵だが、勇気を示した人だと思っており、日本の近代史に深い意味をもたらした人物となった」と話している。

このシンポジウムで「安重根義士と歴史の記憶」というテーマで発表する法政大学の牧野英二教授は「ドイツの哲学者イマヌエル・カントが論じた永久平和論と安重根の平和論は同じだ」と主張している。

日本のカント哲学会会長である牧野教授は「祖国の独立のために伊藤を処断した」とし「日本の独立も危なげになるかもしれない激変の状況下で、東アジア平和のため義挙したと評価している。

特に安義士の平和思想は日本の知識人たちを感銘させている。「国際紛争地である旅順に国際銀行を設立し、国際学校を作り2か国語を駆使することができるようにしなければならない」と主張した安義士は、時代の先覚者だったというのだ。牧野教授は最近論議されているアジア通貨基金(AMF)も安義士が主唱した東洋平和基金思想で当時すでに提起されていたものとみている。



韓日国際平和シンポ「伊藤を撃ったが安重根は先覚者」(2)

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