オバマ米大統領が来月２日に英ロンドンで開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）金融サミット（首脳会合）を控え、国際社会の協調を促した。

オバマ大統領は２４日、「世界的な行動が必要な時」と題したインターナショナルヘラルドトリビューン（ＩＨＴ）への寄稿で、「米国は世界経済の回復を率先する準備ができている」とし「他国も賛同してほしい」と訴えた。


オバマ大統領は「世界に広まった信用・信頼の危機で世界経済が委縮し、貿易も減り、数千万人が職場を失うという苦痛を経験している」とし「景気回復と危機の発生を防ぐためにＧ２０首脳が協力し、積極的かつ包括的な行動に出なければならない」と強調した。

オバマ大統領はまず景気浮揚のために各国が速かな措置を取ることを要求した。 オバマ大統領は「景気浮揚のためにこうした努力は需要が回復するまで続ける必要がある」とし「また自由貿易と投資を促進する責任も受け入れなければならない」と付け加えた。 これと同時に「金融システムの安定のために信用システムを回復する必要がある」と述べた。

オバマ大統領は「Ｇ２０は深刻な金融危機に直面した国を支援する義務があるだけに、新興市場の経済を安定させるための手段を講じなければならない」と話した。