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飲酒で顔が赤くなれば食道がん発生率6倍

酒を飲んですぐに顔が赤くなるアジア人は、食道がんが発病するリスクが高い、という研究結果が出てきた。

中国・韓国・日本人の3人に1人は酒を飲んだ時、顔が赤くなる酵素欠乏症であるが、こうした酵素欠乏が食道がん発病リスクを高めるという。

食道がんは5年生存率が12-31%にすぎない致命的ながんで、食道がんは主に50-70代、特に喫煙男性に多い。


実際、喫煙者は非喫煙者に対して食道がん発生率が8-10倍も高い。 喫煙とともに飲酒を楽しむ人の場合、発生リスクは2倍に高まる。 胃食道逆流症など食道炎症もがん発生リスクを高める。

米国立アルコール中毒研究所と日本久里浜アルコール症センターの研究チームが「PLoS Medicine」誌の最近号で発表した研究結果によると、少なくとも5億4000人が飲酒と関連した食道がん発病リスクにされされている。

研究チームによると、アルコールの代謝を助けるアルデヒド脱水素酵素2を生成するALDH遺伝子の変異を持つ人が酒を飲めば顔がよく赤くなる。 特にこのような遺伝子の変異を2組持つ人はひどく顔が赤くなり、心拍数が速まるため、飲酒を控えるようになり、むしろ行き過ぎた飲酒による食道がん発病リスクを減らせる、と説明した。

しかしこうした遺伝子変異を1つだけ持つ人の場合、症状が激しくないため酒をずっと飲むことになり、食道がん発病リスクが6-10倍ほど高まる、と明らかにした。



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