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上場企業が正社員の採用を40%程度減らすという調査結果が出た。代わりにインターン採用が大幅に増える見通しだ。
就職ポータルサイトのインクルートが上場企業635社を対象に今年の採用計画を調査したところ、4大新卒採用とキャリア採用など正社員採用が昨年に比べ40%程度減るものと集計された。これら企業が採用を明らかにした人数は新卒1万3800人とキャリア3700人の1万7500人余りだった。昨年採用した2万9177人に比べ1万人以上減少したことになる。
新卒採用の場合、「採用しない」という回答は55.4%だった。「採用する」は38%にとどまった。キャリア採用は新卒よりも減少幅が拡大するものと予測された。調査に応じた企業の76.1%が昨年はキャリア採用を行ったが、今年は43.6%だけが採用すると答えた。
これとは反対に企業が採用すると明らかにしたインターン社員の規模は1万3472人で、昨年の3629人に比べ4倍近く増加するものと現れた。インターン採用は大企業で大幅に増えた。昨年に比べ増加率364%に達した。大企業が政府のワークシェアリング政策に賛同しインターン採用が大きく増えたものとみられる。中小企業は27%の増加にとどまり、中堅企業はむしろ2.4%の減少となった。今年のインターン採用は1万人近く増えるが、正社員採用で減った1万人分をインターンが吸収する格好となった。
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