爆発の危険がなく、電気の貯蔵量が大きい二次電池(再充電バッテリー)向けの陽極素材が開発された。
漢陽(ハニャン)大学化学工学科の宣良国(ソン・ヤングク)教授チームは22日、従来のバッテリーの短所を解決した「リチウムイオン二次電池向けの陽極の素材」を開発したと発表した。研究結果は英科学誌「ネーチャーマテリアル」に掲載された。
リチウム二次電池向けの陽極素材は、ニッケルとコバルト・マンガンの合金を主に使用する。うち、ニッケルの含量が高いほどバッテリーにチャージできる量が多くなる。しかし爆発のリスクが高いことから、含量を無条件増やすことはできない。ニッケルと電解液が接触し、高熱が発生するからだ。
宣教授は陽極素材でニッケルの含量を高めながらも、爆発の危険がないようにする方法を考えた。球状の極微細粒子を作った後、この粒子の粉を接着剤と混ぜて、陽極板にコーティングするのだ。各粒子の中心にはニッケルを80%以上入れ、表面にはその含量を46%に下げることによって、ニッケルと電解液の猛烈な反応を防いだ。
粒子の表面から中心までは、ニッケルの含量を徐々に高めていくことによって、材料の安全性を向上させた。こうした試みは、同チームが世界初めてだ。その結果、チャージの容量も大きく増え、バッテリー全体の体積は15-20%も減らすことができた。
宣教授によると、以前の電気車用電池を一度チャージして160キロメートルを走行できたとすれば、このバッテリーでは200キロ以上走行できる。新しい技術はノートブック、自動車など各種のバッテリーの性能を大きく高めることができるとみられている。
漢陽(ハニャン)大学化学工学科の宣良国(ソン・ヤングク)教授チームは22日、従来のバッテリーの短所を解決した「リチウムイオン二次電池向けの陽極の素材」を開発したと発表した。研究結果は英科学誌「ネーチャーマテリアル」に掲載された。
リチウム二次電池向けの陽極素材は、ニッケルとコバルト・マンガンの合金を主に使用する。うち、ニッケルの含量が高いほどバッテリーにチャージできる量が多くなる。しかし爆発のリスクが高いことから、含量を無条件増やすことはできない。ニッケルと電解液が接触し、高熱が発生するからだ。
宣教授は陽極素材でニッケルの含量を高めながらも、爆発の危険がないようにする方法を考えた。球状の極微細粒子を作った後、この粒子の粉を接着剤と混ぜて、陽極板にコーティングするのだ。各粒子の中心にはニッケルを80%以上入れ、表面にはその含量を46%に下げることによって、ニッケルと電解液の猛烈な反応を防いだ。
粒子の表面から中心までは、ニッケルの含量を徐々に高めていくことによって、材料の安全性を向上させた。こうした試みは、同チームが世界初めてだ。その結果、チャージの容量も大きく増え、バッテリー全体の体積は15-20%も減らすことができた。
宣教授によると、以前の電気車用電池を一度チャージして160キロメートルを走行できたとすれば、このバッテリーでは200キロ以上走行できる。新しい技術はノートブック、自動車など各種のバッテリーの性能を大きく高めることができるとみられている。
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