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済州航空、北九州市と組んで翼広げる(2)

愛敬グループの梁聖鎮(ヤン・ソンジン)常務(広報担当)は、「北九州市は日本国内でのマーケティングを担当するだけでなく、韓国にもたびたび訪れ就航関連作業を手助けするなどとても積極的に支援してきた」と話す。

◆出発は順調だが道は遠い=この日、関西と北九州から仁川に向かう便の座席はほぼ埋まった。日本行きも70%以上の搭乗率を記録した。

愛敬グループの安容賛(アン・ヨンチャン)副会長(生活・航空担当)は、「年内にバンコクなど東南アジア路線に国際線を拡大する予定。来年からは経常利益を出せるだろう」と話している。


済州航空は大韓航空やアシアナ航空の料金の70%水準に運賃を引き下げ競争力を維持する計画だ。済州航空は仁川~関西線は往復26万ウォン(約1万8000円)、北九州線は24万ウォンで販売している。

しかし未来は順調とばかりはいえない。日本からの観光客誘致だけでは限界がある上、他の格安航空も続々日本進出への準備を進めているためだ。大韓航空の子会社、ジンエアーは今秋、アシアナが経営権を持つエア釜山は来年上半期に国際線に就航する予定だ。済州航空が価格競争力を維持していくのは難しいとの見通しがでているのもこのためだ。

愛敬グループの梁常務は、「合理的な価格を望む顧客が増えており勝算はある」と話している。



済州航空、北九州市と組んで翼広げる(1)

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