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大宇(テウ)グループの金宇中(キム・ウジュン)元会長(73)が約1年にわたる療養後、大宇グループの名誉を回復する構想を20日、明らかにした。1999年にワークアウト(企業の財務構造改善プログラム)の判定によりグループが解体、10年ぶりに大宇元役員らと公式の席で会った。
金元会長はこの日、ソウル市内のミレニアム・ヒルトンホテル・グランドボールルームで大宇グループ元役員らで構成される「大宇人会」が開催され、大宇創立42周年の記念イベントに出席した。金元会長はイベント会場に入り、「最近、ベトナムを訪れ新しい事業を構想したのではないか」という記者の質問に対し「タイやベトナムなどの暖かい場所で療養してきた」と話した。
金元会長はこの日、以前の大宇職員らの助けを借りながら、小さな声で記者らの質問に答えた。
金元会長は「しばらく中国など国内外を行き来し、健康の回復に努めたい」と話した。また先月亡くなった故金寿煥枢機卿を追悼したことについては「以前、助けて頂いたので(最後に)お目にかかりたかった」と話した。
非公開で進められたイベントで、金元会長はあさいさつの場で「体調を整えるために1年ほど療養をしてから、大宇グループの名誉を回復したい」と明らかにしたと、GMコリアのイ・ヨンチョル顧問が伝えた。イ顧問は「“事業で再起したい”というよりは、“大宇グループが作り上げた業績を正当に評価してもらいたい”という意味に取れた」と話した。(株)大宇貿易部門のイ・ギョンフン元社長は金元会長が「“家族のみなさんに、申し訳ないと伝えてほしい。健康が回復したら、お会いしましょう”と話した」と伝えた。
この日のイベントには「大宇人会」会長の大宇グループのチョン・ジュホ元構造調整本部長をはじめ、(株)大宇の徐亨錫(ソ・ヒョンソク)元会長、大宇自動車の金泰球(キム・テグ)元会長、大宇インターナショナル社長を務めた姜泳元(カン・ヨンウォン)石油公社社長ら約150人の大宇元役員が出席した。
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