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第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で硬直したチーム運用をし、自国のメディアから非難を受けた原辰徳日本代表監督が、ついに戦術に変化を与えた。 抜群の用兵術を見せている金寅植(キム・インシク)韓国代表監督の後を追っている格好だ。
原監督は20日(日本時間)の韓国戦でラインアップを大幅に変えた。 これまで韓国の先発が左腕投手であったにもかかわらず左打者中心の打線にこだわってきた原監督は、同じく左腕の張ウォン三(チャン・ウォンサム)が先発登板した4度目の対戦では右打者を中心にラインアップを組んだ。
左打者の稲葉と小笠原を先発から外し、右打者を増やした。 4-6番の中心打線も以前とは違って右打者(城島-内川-村田)を並べた。 金寅植監督が相手投手の左腕・右腕によってラインアップを調整するのと同じだ。
試合中の作戦はもっと似ていた。 7回裏に李机浩(イ・ボムホ)のソロ本塁打で2-2の同点になると、原監督は8回表の攻撃で慌しく動いた。 無死一、二塁で左打者の稲葉と小笠原を相次いで代打で投入した。 2人は連続ヒットを放ち、決勝点を挙げた。 今大会で金監督が代打投入した選手がタイムリーを放ったのと同じような場面だった。
原監督はこの日、5-2と3点リードした9回、無死二塁から送りバントを選択し、勝利に対する執着を見せた。 金寅植監督が18日の日本戦で、3-1とリードした8回無死一塁から追加点を狙ってバントをさせた場面よりも貪欲に点を取りにいった。
また原監督は積極的な走塁プレーを要求、日本選手はこの日、盗塁を5個(成功4)を試み、韓国の機動力野球に対抗した。
「金寅植監督はあらゆる面で経験が自分より優れている。 素晴らしい監督だ」と語った原監督の‘金寅植モデル’作戦が準決勝でも続くのかが注目される。
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