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<WBC>韓日4度目の激突はなぜ?…組織委「金になるから」

これほどしょっちゅうぶつかってもいいものか。

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で4度目の韓日戦が行われる。ベスト4進出を決めた韓国と日本が20日午前10時(韓国時間)2次ラウンド1組1位決定戦を行う。もし両チームがともに決勝に進めば5度目の韓日戦もありうる。他の種目や大会なら数年に1度対戦するかどうかという相手と、同じ大会で何度もぶつかることになる。なぜこうしたおかしな方式になったのだろうか。

#観客動員1位は韓国戦


おかしな対戦方式はWBC組織委員会の徹底した商業性のために生まれた。WBCは観客収入を増やすために韓日ライバル戦が数回行われるような対陣方式を組んだ。韓国野球委員会(KBO)関係者は19日、「WBC組織委員会が第2回大会の方式を決定する段階で、韓国と日本が3回対戦した第1回大会と同じ対陣は避けてほしいと要求した。しかしWBC組織委はこれを拒否した」と明らかにした。KBOはアジア予選で組1・2位が決定すれば2次ラウンドでは2チームが別の組に配置されるよう提案した。例えばA組1位、B組2位、C組1位、D組2位の4チームを1つの組にまとめれば、1次ラウンドに次いで2次ラウンドでも同じチームの対戦が繰り返されることはなくなる。

しかし組織委はこれを受け入れず、1次ラウンドで対戦したチームをまた同じ組に入れたというのがKBOの説明だ。さらに一種の敗者復活戦となるダブルエリミネーション方式を採用し、すでに敗北した相手と再対決ができるようにした。結局、同一チーム同士の対決の繰り返しがむしろ増えている。

KBO関係者は、「WBC組織委が興行のためわざと韓国と日本を2次ラウンドでも同じ組に配置したものと承知している」と述べた。第1回大会で韓国の試合は最大の興行力を発揮した。当時2次ラウンドに進出した8チームのうち、平均観客動員が最も多かった。米国で開かれた韓国の4試合の平均観客数は3万6646人だった。特に韓日戦はビッグカードだった。2次ラウンドと準決勝の2回の韓日戦の平均観客数は4万人を超えた。KBO関係者は、「WBC組織委にとっては多くの観客が詰めかけたことが印象深かった」と話す。

#過度な商業主義、批判の世論高潮

また、韓国と日本を別の組に分けると、どちらかのチームは2次ラウンドを米国西部ではなく東部地域で戦わなくてはならない。この場合、アジアでは明け方から朝の時間帯に試合が行われ、テレビ中継にも影響を与える。WBC組織委が韓国と日本から得るテレビ中継権料は相当に大きな額だ。韓国だけでIBスポーツが推定450万ドルで中継権を買っている。結局、韓国と日本は1次ラウンドで2度戦い、2次ラウンドでもまた2度の試合を戦うことになった。特に日本は2次ラウンドまで7試合中韓国と4回、キューバと2回対戦した。16カ国が参加する大会で7試合のうち4試合が同じチームとの対戦というのは他の国際大会ではみられない特異な対戦方式だ。組織委の行き過ぎた商業主義に参加国はもちろんファンの不満もあふれている。

韓国代表チームの金寅植(キム・インシク)監督は、「日本と5回も戦うようにしたのはとてもおかしな対陣方法だ」として改善を求めている。日本の松坂大輔も「最初の5試合で韓国と3試合もやった。ラウンドごとに各組1・2位のクロス方式に改善すべきだ」と指摘している。



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