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李長春常務委が訪韓、北のミサイル発射時点を前後に

中国共産党序列5位の李長春・党中央政治局常務委員が、政府の招待で来月4-7日まで訪韓する。

外交通商部(外交部)当局者は19日「昨年、李明博(イ・ミョンバク)大統領と胡錦濤中国国家主席の首脳会談で、高官交流の活発化で一致したことによる訪韓だ」とし「両国間の戦略的協力パートナーシップの充実化に寄与できると期待している」と述べた。

中国の国家主席や首相が首脳外交のレベルから訪韓したことはあったが、中国共産党の高官が韓国を訪問するのは異例のこと。李常務委員は胡主席と呉邦国・全国人民代表大会常務委員長、温家宝首相、賈慶林・中国人民政治協商会議主席につぐ党序列5位の高官で、宣伝(マスコミ)と思想を担当している。


外交部当局者は「同氏の訪韓に王家瑞・党対外連絡部副部長ら閣僚級6人が随行するなど随行員だけでも約60人にのぼり、チャーター便を利用する」とした。李常務委員が中国のマスコミを総括していることから、同氏の訪韓をきっかけに、中国メディアなどに広がっていた「反韓ムード」を和らげるのに肯定的な役割を果たせる、という見方も出ている。

李常務委員は訪韓初日の来月4日、済州道(チェジュド)に到着、1泊した後、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)自動車工場を訪問し、ソウルで韓昇洙(ハン・スンス)首相や経済団体の首長らと会談する予定だ。李明博大統領への表敬訪問も進められている。外交部当局者は「今年下半期には序列6位の習近平国家副主席を招待する案も進めている」と伝えた。

李常務委員の訪韓期間が、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを打ち上げると予告した時期(4月4-8日)とほぼ一致する点も注目を集めている。外交当局者は「李常務委員の訪韓日程は1カ月前からすでに協議済みだった」と話している。



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