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韓国企業が世界的水準の製品を作り、市場に出して受け取れる価格は先進国の70%水準にすぎない。依然として韓国というブランドが「高級」とは認められていない理由だ。国家ブランド調査機関のアンホルトが昨年発表した順位で韓国のブランド価値は27位のインド、28位の中国にも及ばない33位だった。こうした国のブランドの低評価が韓国の高い技術力にもかかわらず「コリアディスカウント」現象を招いているということだ。
こうしたくやしさをなくすために李明博(イ・ミョンバク)政権が作ったのが国家ブランド委員会だった。官民が協同する大統領直属委員会だ。このブランド委員会が17日、李明博大統領に1次報告を行った。委員会が独自に実施した在韓外国人へのアンケート調査と67カ国の現地人へのインタビューなどに基づいて国のブランド向上に向けた改善方向と推進が急がれる課題を抜き出した内容だ。
委員会が提示したビジョンは、「配慮し愛される大韓民国」だった。まず魅力的な国にならなければ国のブランド価値は上がらないという判断だ。他の国と外国人に配慮し、これを通じて魅力的な国に生まれ変わるという意味だ。このために特別に力を入れるべき分野として、▽国際社会への寄与拡大▽先端技術製品の広報▽魅力的な文化・観光▽多文化の包容、外国人への配慮▽グローバル市民意識の養成の5つを挙げた。
国のブランドを15位に、政府が低評価解消に乗り出す(2)
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