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毒舌から尊重へ--。
日本代表チームの“アイコン”イチロー(シアトル)の態度が少しずつ変わっている。第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国に対する評価に変化が生じている。特に第2ラウンドが開催される米国に入ってから、韓国に対する言葉が慎重になっている。
日本は第1ラウンド1・2位決定戦で韓国に敗れた。第2ラウンドでは韓国がメキシコに完勝するのも見ていた。変化した韓国野球を高く評価するしかない。イチローは韓国に関する質問を受け、衒学的な表現を使って即答を回避したりもした。
イチローは17日(以下、日本時間)、サンディエゴのペトコパークで練習を行った後、18日に行われる3度目の韓日戦を控えた心情について集中的に質問を受けた。
イチローは「韓国との対戦は避けられない“運命”のようだ」と語った。また「韓国野球は日本野球よりも米国野球のスタイルに近い」という自らの考えを明らかにした。
イチローは韓国との3度目の対戦について「これは運命のようだ。まるで別れた彼女に街でまた会うような感じだ。そこまで縁があるなら結婚したほうがいい」と比喩的に表現し、取材陣の笑いを誘った。
イチローは韓国チームについての印象を聞かれると、「韓国は選手は体が大きく、日本よりは米国の野球スタイルに似ている」と答えた。「昨日韓国がホームラン3本を打ったが、韓国を相手にするのは大変では」という質問に対しては、「アジア内で比較した場合の言葉。試合には絶対に勝つ」ときっぱりと語った。
第1回大会当時、韓国を相手に「30年間は日本に勝てないと思わせたい」と刺激的な発言をしたイチローは、韓国野球の飛躍的な発展を見守りながら言葉を慎重に選んでいる。
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