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李在五氏「訪朝して金正日委員長に会ってみたい」

 米ワシントンジョンズ・ホプキンス国際大学院の招待教授として活動してきたハンナラ党の李在五(イ・ジェオ)元議員は10日、「雰囲気が醸成されれば北朝鮮に行って金正日(キム・ジョンイル)国防委員長に会ってみたい」と述べた。 今月末に帰国する予定の李在五氏は中央日報との単独インタビューで、「北朝鮮問題を解決するには金委員長に会って率直に話をするしかない」とし「機会が与えられるならば行ってみたい」と語った。 李明博(イ・ミョンバク)大統領の対北朝鮮特使として活動したい、という意向を慎重に表したのだ。

--対北朝鮮特使になるという噂があるが。

「単に特使を送るということよりも、誰が行くかが重要だ。 金委員長を説得できる自信とビジョン、コンテンツを持つ人物が行かなければならない。 鄭周永(チョン・ジュヨン)氏(現代財閥創業者)が牛の群れを連れて北朝鮮を訪れ、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時にも特使が行ったが、イベントで終わってしまったため北朝鮮は変わらなかった。 今後は金委員長の前で気分を損ねるような声も出し、金委員長が幻想から覚めて現実を直視するよう悟らせる人物が行かなければならない」


--北朝鮮に行ってみたいという意味のようだが。

「李明博(イ・ミョンバク)政権には過去の暗黒時代に統一をうたって監獄生活を経験した人が多い。 金委員長は民族の統一のためにいかなる苦難も経験していない。 私が行くことになれば、『統一問題に関して北朝鮮が優越的な地位にあるのではない』という点と『南北間の体制競争はすでに終わっているが、韓国と米国は北朝鮮の崩壊を望まない』という点を認識させたい」

--米国の政治から学ぶ点は。

「オバマ大統領とマケイン上院議員が大統領選をめぐり激しく戦ったが、その後に注目しなければならない。 競争の終わりが美しく、潔い。 韓国は終わりが良くないのが問題だ」

--06年の党代表選挙で、朴槿恵(パク・クネ)元代表側が支援した姜在渉(カン・ジェソプ)元議員に敗れた。 ‘親朴’に対する感情は変わっていないのか。

「過ぎたことは早く忘れるのが自分の性格だ。 韓国戦争(1950-1953)を起こした北朝鮮ともうまくやっていこうという状況で、過去の小さなことにこだわることはできない」

--ソウルでは何をするのか。 10月ごろ行われる予定のソウル恩平乙(ウンピョン・ウル)の国会議員再・補選に出馬するのか。

「当分は政界から離れていたい。 これまで研究した北東アジア平和繁栄共同体(NCPP)構想を具体化し、本を書こうと思う。 選挙については話さない。 当事者(創造韓国党・文国現議員)裁判も終わっていない状況で何かを言うと非道徳な人間として映ってしまう」



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