韓国企業が開発した温室効果ガス低減の新技術が中国に初めて輸出され、600億ウォン(約40億円)の収益創出が期待されている。環境部と環境技術振興院は11日、韓国のグリーンプラが中国河南省新郷市にある新郷永昌化学工業と温室効果ガス排出権購入協定を締結したと明らかにした。新郷永昌化学工業は年間10万トンの硝酸を生産しており、この過程で副産物として温室効果ガスとなる亜酸化窒素を年間1000トン程度排出している。亜酸化窒素は地球温暖化効果が二酸化炭素(CO2)の310倍に達し、亜酸化窒素1トンを削減すればCO2を310トン削減するのに匹敵する。今回の契約を通じグリーンプラは新郷永昌化学工業に亜酸化窒素削減技術を提供する代わりに、7年間にわたり亜酸化窒素削減量の310倍に当たるCO2排出権を確保する。亜酸化窒素を95%除去して確保したCO2排出権を1トン当たり15ユーロで販売すると仮定すると、7年間に600億ウォンの収益を得られるとグリーンプラは見込んでいる。
グリーンプラが保有する新技術は、次世代核心環境技術開発事業を通じて政府が10億ウォンの研究開発費を支援して開発したもの。この技術は亜酸化窒素を最大98%まで減らすことができ、ドイツ・英国・日本など先進国が保有する技術に比べ低減効率が優れている。
グリーンプラが保有する新技術は、次世代核心環境技術開発事業を通じて政府が10億ウォンの研究開発費を支援して開発したもの。この技術は亜酸化窒素を最大98%まで減らすことができ、ドイツ・英国・日本など先進国が保有する技術に比べ低減効率が優れている。
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