プロ野球巨人の李承燁（イ・スンヨプ）がオープン戦で今シーズン初の本塁打を放った。

李承燁は１０日に山口県の周南市野球場で行われた広島とのオープン戦で、５番一塁で先発出場し３打数３安打２打点と猛活躍した。３対３の同点で迎えた３回には無死一塁から篠田投手を相手に右フェンス越えのアーチを描いた。オープン戦５試合目で初の本塁打となった。


李承燁の本塁砲稼働はチームでの存在感を高める効果がある。現在李承燁は巨人の新外国人選手のアルフォンゾとレギュラー争いをしなくてはならない。昨シーズンまで李承燁と競争していたラミレスは日本で８シーズンを過ごしたため日本人選手扱いとなり外国人選手制限には該当しない。

李承燁は２回の初打席で中前安打を記録し、５回には先頭打者として中堅手越えの二塁打を放った。すぐに代走の小田島と交代した。立て続けの長打ショーを見せた李承燁はオープン戦での打率を２割２分２厘から４割１分７厘まで引き上げた。李承燁の活躍にもかかわらず試合は６対９で巨人が広島に敗れた。