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森雅志・富山市長にインタビューする。
「自然環境を最大限に生かし、住みやすい環境作りが都市再生の原動力になりました」--。
衰退した富山市を未来環境都市に変革した森雅志(57)富山市長は「都市が活力を維持していくためには、地域に適した産業が必要です。そのため天の恵みの自然環境を活用し、住みやすい都市整備に取り組みました」と述べた。先月18日夜、出張に出向く東京行きの飛行機の中で森市長にインタビューすることができた。エコノミー席に座り書類を検討していた森市長は「環境省と協議する資料に目を通しています」と話した。森市長は「環境産業を活用するために、観光客を最大限に誘致するほか、交通を整備して国際的なコンベンションも誘致しようと考えています」とし「観光を振興させるために、日本の市単位の地方自治体では、2年前に初めて韓国人職員も採用しました」と明らかにした。
--なぜ都市交通システムを変えたのか。
「富山市は高齢者に対し、できるだけ自動車免許を返却してもらうように促しています。いつ事故を起こすか分からないし、事故に遭う可能性もあるからです。この代わりに、次世代路面電車を導入し、副都心から都心に入って来る際に、車を持って来なくてもいいようにしました。人々が気軽に都市に入って来ることで、都心の商店街も活気を帯びてきています」
--雇用先があってこそ地域が発展するのでは。
「富山の伝統産業の育成に力を入れようと考えています。一時、日本の86%を占めていた薬品産業が代表的な産業です。薬品の開発と加工拠点として、産業を特別に強化することにより、働き口を多く創出していきたい。富山の白海老やますの寿司など、土産物のブランド化を図ることも富山を活性化することです。韓国の指揮者の鄭明勳(チョン・ミョンフン)さんが毎年、富山を訪れているのも、このような見どころと観光資源があるからでしょう。韓国で説明会を開催するために、ケーブルテレビを通じて広報も行っているんですよ」
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