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世界を巻き込んだ不況のため輸出が急減する中でも農水産物の輸出は増えていることがわかった。
農林水産食品部によると、今年1~2月の農水産食品輸出は6億5350万ドルで、前年同期比5.5%増加した。同じ期間に輸出全体では前年比25.6%減少したのとは対照的だ。
ウォン安で価格競争力が高まっている上、有害物質のメラミンをめぐる問題などにより中国産食品の信頼度が下がっていることから反射利益を得ている。農水産物は工業製品と異なり原材料や部品をほとんど輸入しておらず、為替効果を多く得られるというのが政府の説明だ。
特に対日輸出が大幅に増えた。1~2月の対日輸出は2億2540万ドルで、1年前より15.5%増加した。品目別ではイチゴ(88%)、豚肉(63.6%)、エノキ(200%)、コチュジャン(トウガラシ味噌、69.2%)などが特に多く輸出された。たばこは価格が下がり中東からの注文が集まったことから126.3%増加した。
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