不況のためタイヤの販売が急減しているなか、韓国タイヤがこれを打開するために格安型製品を出した。 この３カ月間、タイヤ販売は前年同期に比べ２０－３０％減少しているという。 経済が厳しいため、タイヤ交換時期が過ぎてもそのまま使用する消費者が増えているということだ。

こうした状況を勘案し、韓国タイヤは従来のタイヤより１０－２０％安い「スマートタイヤ」を出した。 ソナタ自動車用２０５／６５Ｒ１５規格の場合、一般タイヤが１０万１０００ウォン（約７０００円）であるのに対し、「スマートタイヤ」は９万ウォン前後。

会社側は「スマートタイヤの性能は従来の製品とほとんど変わらない」と主張した。 同社の関係者は「マーケティング費用を減らし、不況の苦痛分担という意味で利益の一部をあきらめ、商品価格を下げた」とし「ヨーロッパに輸出していた製品を内需用に直したため、特に開発費はかかっていない」と説明した。


錦湖（クムホ）タイヤはまだ格安型タイヤの販売を考えていないという。 その代わりコスト削減を通して従来の「エクスタタイヤ」の流通価格を引き下げる計画だ。