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<WBC>ベールを脱いだ日本の戦力 「予想よりは…」



「18-2から4-0に」

5日、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1ラウンドA組の開幕戦、日本-中国戦が終わった後、東京ドームのインタビュー室に入った両チーム監督の表情は勝敗とは反対だった。


勝者の原辰徳日本監督は努めて焦燥感を隠すような雰囲気だった半面、敗者のコリンズ中国監督はむしろ満足そうな表情だった。

06年第1回大会で日本は中国に18-2、8回コールド勝ちを収めた。しかし3年後の今大会では4-0の完封勝ちとはいえ、予想外の苦しい展開だった。ヒットの数は両チームともに5本ずつで同じだった。

試合を観戦した韓国の関係者らからは「この程度なら日本と十分にやれる」という自信の声が出た。

日本代表は特に打線の集中力不足を露呈した。5安打8四球で13人の打者が出塁しながらも4得点に終わった。3回の村田の2点本塁打を除いて、残りの2点は相手の失策と投手のボークによるものだった。安打を放ったのは青木(2安打)、稲葉、村田、小笠原と3-6番打者の4人。

特に日本打線のリーダーであるイチローのスランプが深刻だった。大会前の強化試合でも23打数3安打(1割3分0厘)と不振だったイチローは、この日も5打数ノーヒットと沈黙した。

それも内野ゴロ4つと内野フライ1つと、打球が外野に飛んでいない。一塁・二塁・三塁・遊撃手へとゴロを打ち、日本のネットユーザーの間では「サイクルゴロ」と冷やかす声も出ている。

試合を観戦したホ・クヨンMBC解説委員は「イチローが打撃ポイントを見いだせずにいる。

日本の打線が全般的に良い調子ではない」とし「韓国の投手が失投に注意し、捕手の朴勍完(パク・キョンワン)がうまくリードすれば、十分にやれる相手」と分析した。

原監督も試合後、「4点には満足していない。もう少し点を取れたという気がする」と話した。

4イニングを無安打1四球の無失点に抑えた先発のダルビッシュについては「スキのないピッチングをしてくれた。投球数(46球)もよかった」と述べ、これを収穫として受け止めようという雰囲気だった。しかしダルビッシュもこの日、ボールの切れは鈍く、球速は普段より10キロほど落ちていた。

原監督は韓国戦の展望について「6日の韓国-台湾戦の勝者が決まれば分かること。試合が終わった後に話す」とし、言葉を控えた。



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