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玄統一相が板門店を訪問

玄仁沢(ヒョン・インテク)統一部長官が5日、南北(韓国・北朝鮮)軍事境界線上の板門店(パンムンジョム)を視察した。

長官の板門店視察は就任(先月12日)から3週間後となる。玄長官は同午後、統一部の幹部らとともに京畿道坡州(キョンギド・パジュ)の南北出入事務所を訪れ、現場で、南北関係と出入国事務の業務報告を受けた後、板門店へ向かい、約1時間にわたって「平和の家」などを視察、職員を励ました。

統一部長官が板門店を直接訪問するのはまれなことだ。特に李明博(イ・ミョンバク)政権に入り、南北当局間の対話が途絶えている状況では、統一相が板門店を訪ねたことがない。ある消息筋は「幹部らが南北出入事務所で業務報告を受ける際、10分の距離にある板門店も立ち寄るのはどうかと勧め、長官が板門店へ向かうことになった」と伝えた。


しかし、板門店には昨年北朝鮮が一方的に切ってしまった南北赤十字社の直通電話が設けられている。このため、前日に行った就任後初の記者懇談会で「いつ、どこでも対話する準備ができている」と明言した玄長官が、対話への意志を改めて表明するレベルから板門店を訪ねたのでは、という見方も出ている。



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