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実体経済が急速に冷え込んでいる。 特に年初まで安定する兆しが表れていた世界金融市場に2次寒波が押し寄せ、実体経済への打撃はさらに強まっている。 一部の国内経済研究所は、韓国の今年1-3月期の経済成長率が通貨危機当時水準の-8%を記録する可能性がある、と予想している。
実体経済が悪化しているのは世界的な現象だ。 先月の米国自動車販売台数は前年同月比41.3%減った。 生死の狭間をさまようGM・クライスラー・フォードの米3大自動車企業は、政府の支援を受けても回生が難しいという観測が出ているほどだ。 雇用事情も深刻で、6日(現地時間)発表される米国の2月の失業率は前月比0.3ポイント増の7.9%にのぼる見込みだ。
債務不履行(デフォルト)危機にある東ヨーロッパ国の経済事情もずっと悪化しており、世界実体経済が受ける衝撃はさらに強まると予想される。 現代(ヒョンデ)経済研究院の兪炳圭(ユ・ビョンギュ)常務は「各国が共同で対応しているため破局は免れるだろうが、心理的な不安感が高まり、生産と消費が大幅に縮小するだろう」と述べた。
こうした事情を反映し、国際通貨基金(IMF)をはじめとする国際経済機構は、今年の成長率予測値をまた修正する動きを見せている。 ドミニク・ストロスカーンIMF総裁は3日の記者会見で「成長率予測値がゼロ以下に落ちる可能性がある」と述べた。 IMFは1月、世界経済の成長率予測値を0.5%に修正したが、4月にはマイナス成長に修正すると予想される。 世界経済の不況が深まれば、韓国の輸出市場がさらに縮小するということだ。
韓国経済は悪化の一途、通貨危機より深刻(2)
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