「記者会見は三一節（独立運動記念日）前後、ＵＦＣデビュー戦は８．１５光復節（解放記念日）ごろ。秋山成勲（＝秋成勲）はマーケティングの鬼才だ」

４日午後、ソウル中区（チュング）ミレニアムヒルトンホテルで行われた秋山成勲のＵＦＣ進出記者会見場に出席したある格闘技評論家はこのように語った。 秋山が在日同胞という点と韓国の愛国主義を利用し、国内の格闘技市場を効果的に攻略している、ということだ。


今年８月にＵＦＣデビュー戦を行う秋山の国籍は日本。 しかし国内で秋山に対する人気は相変わらず高い。

この日、ＵＦＣ進出記者会見場でも秋山の人気が確認された。 質疑応答時間は３０分しか与えられなかったが、会見場には国内取材陣８０人以上が集まり、熱を帯びた取材競争が繰り広げられた。 前日に日本・東京で行われた会見場に約４０人の取材陣が集まったのに比べると２倍以上の熱気だ。

秋山は日本で柔道着に太極旗（テグッキ、韓国の国旗）と日章旗をともに付けて出場し、話題を集めた。 秋山は今後ＵＦＣに進出しても韓国と日本の両国を逃せないという立場を見せた。

「ＵＦＣデビュー戦で韓国と日本の国旗が付いた柔道着を着るのか」という質問に対し、秋山は「そうしたいが、柔道着を着て出場することはできないようだ。しかし入場するときは両国の国旗を付けたい」と述べた。

「秋成勲と秋山成勲のどちらの名前を使うのか」という質問に対しては、「２つとも使いたいが、国籍が日本なので秋山でデビュー戦を行う」と答えた。