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これまで泣くシーンで目薬を差したことが一度もないというクォン・サンウは「涙のシーンは、自ずと涙がこぼれるときまで待つタイプだ」と話した。
わざわざ母親のことや悲しいことを思い出そうとすることもないという。ドラマ『天国の階段』では劇中ハン・ジョンソがかわいそうで、台本を見るだけでも涙したというクォン・サンウは「自分が死ぬよりは、相手が死ぬ場合、悲劇性が極大化するようだ」と説明した。
「きょう、妻と江南(カンナム)区役所に立ち寄り、子どもの出生届を出した」というクォン・サンウは「家族がいろんな良い名前を提案してくれたが、妻と相談し、(漢字のない)“クォン・ルッキ”に決めた」と伝えた。
「胎児のころ、ルッキーと呼んでいたけど、2人で“ルッキー”と呼びあううちに、その名前に愛着を感じるようになったみたい。インターネット上で陰陽五行も調べたが、他人ともよく調和し、温和かつ優しいという。配偶者にも恵まれているというから、安心した(笑)。親が提案した名前はやはり古い感じがあり、結局、妻とこの名前に決めた(笑)」。
「パパ」のクォン・サンウは、帰宅すれば手を洗った後「ルッキーを抱いて遊ぶことに夢中になる」とした。最近プリンターまで購入し、子どものアルバムを作る作業に熱中しているという。「家は賃貸でマイホームではないが、韓国の幸福1番地に住んでいるという感じだ。やりたいことをしながら、母と一緒に暮らす家族もできたので。結婚が自分の人生を再整備してくれたようで、今、とても穏やかな気持ちだ」。
独立ドキュメンタリー映画『カウベルの音』(英題オールドパートナー)と競合することになったと指摘すると「妻もその映画をとても見たがっている」とし「同じ韓国映画だから両方ともヒットしてほしい」と答えた。
「私は誰も期待しなかった映画が大ヒットすると、まるで自分のことのようにうれしくなる。痛快でしょ? 今回の映画もそうなってほしいな(笑)」
自ら思うクォン・サンウはどんな人だろうか。
「映画の中のケイにとても似ている。ちょっと叩かれただけでも、意外と簡単に倒れてしまう性格も似ているし。だけどこれはいくら説明しても、よく分からないと思う。私のことをよく知っている人しか共感できないことなので」。
クォン・サンウは映画を見た観客からどのように言われたいのか、という最後の質問に次のように答えた。
「クォン・サンウ最高! あんな男と結婚したソン・テヨンは本当に幸せだろうな、かな。照れくさいけど本当にそう思う」。
クォン・サンウ「試写会で泣く観客、抱きしめてあげたかった」(1)
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