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「幸運の女神は常に自分の味方だと考えていたことがあった。ところが、最近いくつかの作品がひどい結果となり、それは勘違いだったことに気付いた(笑)」--。
最近、結婚した俳優のクォン・サンウは「少なくとも200万人が見てくだされば、舞台あいさつをしながら“万歳”と叫びそうだ」と話した。クォン・サンウの告白通り、ここ数年間彼の「興行天気図」は「くもり」だった。映画『青春マルチュク通り』以降、ヒット作がなく、ドラマも『天国の階段』が頂点だった。そうした彼が正統の恋物語『悲しみよりもっと悲しい物語』(ウォン・テヨン監督、11日に公開)で勝負に挑む。
「僕はストレートにしか話せないタイプ。興行を待ち焦がれている(笑)。配給試写会の日、最後列で映画を見たが、何人かが泣くのを見て、駆けつけて抱きしめてあげたくなったぐらいだ。皆さん一人ひとりが本当に大切で、ありがたく思っている」。
クォン・サンウは結婚後、初めて出演する作品であるだけに、最近「試験を控えた受験生のような心境だ」と話した。5年間検診を一度も欠かさず健康でいるが、食道炎と胃腸炎の薬を常に持ち歩くほど撮影の期間中に終始強いストレスを感じたという。
「監督の自宅で1週間にわたって撮影したときが最悪だった。常に消化不良を起こしていた。そうした状況でも撮影に集中したが、後でそのときのシーンが最も良かったと言われ、うれしく思った」。
10年間も同棲してきた愛する女性。彼女を良い条件の男性と結婚させようとする、死を控えた男…。この世にこれほどの「純愛」が存在するだろうか。
「率直にいって、話にならないと思う。だけど、話にならない物語をいかに見せるかが重要だと思う。“X-MEN”のような映画も虚構では? 撮影するときには“これは現実だ”と熱心に呪いをかけた。相手役のイ・ボヨンさんを見ながら、心の中では妻のソン・テヨンのことを考えた場面も多い(苦笑)。私たちの愛にも厳しいときがあったので」。
クォン・サンウ「試写会で泣く観客、抱きしめてあげたかった」(2)
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