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<WBC>韓日監督の対決は「包容の野球vsエリート野球」(2)

 ◇原辰徳監督、強いリーダーシップ

第2の長嶋茂雄と期待された原辰徳は1981年に読売に入団、22本塁打を放ってセリーグ新人王に輝いた。

しかし周囲の大きな期待が原辰徳にはマイナスとなった。球団とファンは長嶋に及ばない原辰徳に不甲斐なさを感じ、さまざまな外圧に巻き込まれた。原辰徳は通算382本塁打で記録して95年に引退した。エリートコースを歩みながらも完成されなかった選手だ。


原辰徳は02年に読売監督に就任し、すぐに日本シリーズ優勝を味わった。しかし翌年、球団との葛藤で退任し、06年にまた読売の指揮官になった。07年と08年にはセリーグ優勝を遂げたが、日本シリーズ制覇には続けて失敗した。

原監督は柔らかいが、強いリーダーシップを志向する。自分が外圧に苦しめられただけにエリート選手を徹底的に信じる。

スモールベースボールよりも線の太い野球をする。臨機応変に弱く、短期戦の運営能力が検証されていないのは弱点に挙げられる。



<WBC>韓日監督の対決は「包容の野球vsエリート野球」(1)

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