今回のＷＢＣでは「ダブルエリミネーション」という独特の大会方式が適用される。一種の「敗者復活前」で、第１ラウンドＡ組では第１戦の韓国－台湾、日本－中国戦の勝者が決勝戦を行って第２ラウンド進出の１チームを決め、第１戦の敗者同士が対戦して勝ったチームと勝者決勝戦で敗れたチームが残りの１枚のチケットを競う。

例えば韓国が台湾に勝ち、勝者決勝で日本に負けた場合、また台湾－中国戦の勝者と対戦し、２枚目のチケットを確保できる。最後には組１・２位決定戦も行われる。

参加１６カ国が４組に分かれて第１ラウンドを行った後、Ａ・Ｂ組上位２チームとＣ・Ｄ組の上位２チームが各組で第２ラウンドを行う。やはり「ダブルエリミネーション」方式で準決勝に進出する４チームを決める。Ａ組から韓国と日本が進出する場合、Ｂ組のキューバ・メキシコ・オーストラリア・南アフリカのうち２チームと同じ組になり、第２ラウンドを行う。


したがって韓国は宿敵・日本と最多で５回対戦する可能性もある。第１・２ラウンドでそれぞれ２試合ずつ、ともに決勝まで進出すれば、なんと計５回も激突することになる。もちろん、４試合まですべて勝ったとしても、決勝戦で負ければ優勝トロフィーは譲らなければならない。

韓国は第１回大会でも第１・２ラウンドで日本を破り、６勝１敗を記録しながらも、準決勝で日本に敗れて４強に終わった半面、日本は４勝３敗の成績で優勝した。

第１ラウンドは５日から日本・東京ドームで行われるＡ組をはじめ、１２日まで４地域で開催される。第２ラウンドは１６日から２０日まで米サンディエゴのペトコパークで繰り広げられる。準決勝と決勝戦は２２－２４日、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われる。韓国は第２ラウンドに進出する場合、サンディエゴ、ＬＡドジャースと練習試合を行う。