李大浩（イ・デホ、２７、ロッテ）は、第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）第１ラウンドの難敵・日本が韓国選手の中で最も警戒している打者だ。

今大会を控え、日本は李承燁（イ・スンヨプ、読売）の空席を埋める打者に李大浩を挙げた。 ２００８北京オリンピック（五輪）で李大浩に痛恨の一発を浴びたからだ。 日本は李大浩に本戦で２点本塁打を許した後、準決勝戦では３打席連続で四球で歩かせた。 大会前に日本側が李大浩の弱点を研究していた理由だ。


しかし李大浩はまだ鋭い打撃を見せられずにいる。 ２日までの強化試合６試合で２３打数４安打と１割台の打率（１割７分４厘）にとどまっている。 ２日に東京ドームで行われた西武ライオンズとの強化試合でも李大浩は４打数無安打と沈黙した。 特に１回表、１－０とリードした一死一、二塁のチャンスで併殺打に倒れた。

豪快な長打どころか、打線をつなぐ役割も果たせなかった。 同じ年齢の金泰均（キム・テギュン、ハンファ）の豪快な打撃とは対照的だった。 金寅植（キム・インシク）監督が話す「打順変更の可能性」の対象選手でもある。

現在、李大浩の打撃メカニズムには全く問題がない。 打撃感覚や打撃バランスも悪くない。 馬海泳（マ・ヘヨン）Ｘスポーツ解説委員は「打撃フォームに問題はない。 西武の投手が李大浩を警戒して逃げる投球をしたが、李大浩は長打への欲が先立ち、自分のスイングができなかったにすぎない」と説明した。 また「北京五輪当時に四球で何度も出塁したように、ＷＢＣが始まれば十分に自分の役割を果たすだろう」と語った。