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ムン・ヒジュンは96年に人気グループH.O.Tのメンバーとしてデビューした後、01年、ソロに転じるまで人気絶頂だった。
しかしその後の8年間、ソロ歌手としては厳しい時期を過ごさねばならなかった。そうした彼が、今月2日にスタートしたMBCテレビ(文化放送)のシチュエーション・コメディー『テヒ・ヘギョ・ジヒョニ』で、デビュー以来初の芝居に挑戦している。
ムン・ヒジュンは劇中、チョン・ソンギョンの芸能プロダクションに所属する芸能人志望生としてアイドル歌手を目指し、10年も頑張っているまじめな青年役を演じる。デビュー直後から大人気を博した前歴とは異なるキャラクターだが、これについてムン・ヒジュンは「台本を見て、驚くことが多い。以前自分が考えていたことがセリフに溶け込んでいる」と格別な気持ちを伝えた。
続いて「率直にいって、1年後にアルバムをリリースし、そのままスターダムにのし上がったため、夢を実現するために長い実習生時代を経るほかの人々の苦労を知らなかった。しかしソロになって8年という厳しい時間を送りながら、多くのことについて考えることができた。見方を変えれば、逆に進んだ気がする」とし「そう考えると、キャラクターをよりよく理解できる」と付け加えた。
しかし撮影日前の2日間は、一睡もできなかったほど、プレッシャーを感じていたというムン・ヒジュンは「元々歌詞を覚えるのが苦手な歌手のトップ5に入るほど。台本を暗記するのも心配だ」と笑顔で話した。最初は演技に自信がなく、出演を固辞したが、コメディーの演技に挑戦できる勇気を与えてくれたのは、「笑わせることができる」という周囲の助言だった。
ムン・ヒジュンは「元々人々を楽しく笑わせたいという気持ちが強い。笑わせることができる、という言葉に勇気付けられ、挑戦しようと思った」と語った。また「どうすればいいのか、頭の中は不安でいっぱいだが、迷惑をかけず、少しずつ成長する姿を見せたい」と意気込んだ。
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