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ウォンが急落し外為市場が渦に巻き込まれている。2日のソウル外為市場は1ドル=1570.3ウォンを記録し、11年来の最低値まで下がった。2月の貿易収支が33億ドルの黒字を計上したという好材料も意味はなかった。
企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官率いる経済チームのスタート以来、不介入の基調を維持してきた外為当局も、ついに実力を行使した。昼ごろにウォンが1ドル1596ウォンまで急落すると当局がドルを売り浴びせたと外為ディーラーらは伝えている。7億~8億ドルが売られたとみられる。
ウォンが連日急落しているのは悪材料が重なっているためだ。東欧の危機と米国の金融不安により外国人の資金が流出するという不安感が依然としてあり、証券市場で株式を売却した外国人の送金需要、輸入企業と投資信託のドル需要が同時に発生している。ここにオフショア勢力の投機需要が加わり、ドル買いの動きに火をつけた。外為当局が市場不介入基調を維持したため、ウォン下落に賭けたものだ。ウリィ銀行のクォン・ウヒョン課長は、「取引量の2割程度がオフショア投機勢力とみられる。オフショアでは韓国市場をさらに悪く見ているようだ」と話している。東欧に次いで韓国も安全地帯ではないという一部外信報道も投資家の不安感を増幅させている。
最近の外為市場は、昨年9月のリーマンブラザーズ破産直後に似ている。市場心理がドル買いにばかり偏り、韓国を不安に思う外信報道が相次いでいる点も似通っている。当時ウォンが一気に1500ウォンまで落ち込むほどに市場の恐怖は大きかった。これは300億ドル規模の韓米通貨スワップ締結後にようやく沈静化した。しかし今回はこうした劇的な好材料を期待するのは困難だ。
ウォン下落続く、かろうじて1500ウォン台守る(2)
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