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不況を迎えセルフサービスの消費傾向が広がっている。
専門業者に任せずに自らの手で作る。専門業者を動員しおしゃれなレストランで行った子どもの誕生パーティーも、母親が直接準備する「DIY」(Do it yourself)に変わっている。
オークションは2日「今年2月に販売した初の誕生日祝いの関連用品が約1万7000製品にのぼり、前年同期に比べ213%増加した」と発表した。外部の業者に任せる場合、パーティーのセッティングだけでも約20-50万ウォン(約3万円)にのぼるが、直接準備すれば5-10万ウォンで済む。
財布の紐を締めている消費者としては、必要とされる製品を望む量だけ買うのが経済的だ。これを狙い「セルフ式」の運営方式を採用する業者が増えている。海産物の鉄板焼き専門店「シン(辛)ナヌン海産物で一食」はスルメ・イイダコ・ミズダコ・豚肉焼き・鶏肉のカルビを、顧客が望む量だけ取り、焼いて食べるメニューを導入した。
産地直送の韓国産牛肉専門店「タハヌチョン」も今年1月中旬から、江原道寧越(カンウォンド・ヨンウォル)本店にカルビ・アンチャンサル(ハラミ)などおよそ20部位を、顧客が望む量だけ直接選んで、購入するコーナーを新設した。以前には600グラムなど業者が一定の単位で売っていた。タハヌチョンのリュ・グンソン代理は「景気低迷で消費が冷え込むなか、顧客の反応が良く、セルフ式の購買コーナーをほかの売り場にも拡大する計画だ」と話した。
コンビニエンスストアーのバイ・ザ・ウェイは業界初めて最近、ソウル江南(カンナム)駅店に「セルフバー」を設けた。店の一部空間にコーヒー・ホットドッグなど食べ物と1000ウォン前後のワッフルやナチョスなどを用意し、セルフサービスの方式で食べられるようにした。バイ・ザ・ウェイのチャン・スンピョチーム長は「セルフフードコーナーでは、24時間リーズナブルな価格で簡単な食事を取ることができる」と話した。
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