結婚前の同居族が急増

コミュニティで同居人を求めるＫさん（２７）とインタビューができた。Ｋさんは２００６年、ガールフレンドとともにイギリスで語学研修を始めてから同居を経験したという。４カ月間の同居後、帰国した後には結婚を前提に同居を続けた。良家の両親たちにも許しを得た状態だった。海外研修中のときはそれぞれ自分の勉強をするのに精一杯で衝突が少なかったが、韓国では一緒にいる時間が多くなり、摩擦が増えた。結局２カ月後、２人は別れを選択することになった。

Ｋさんはそれでも同居を選択したことを後悔していないと言った。「結婚にも練習が必要だ。互いに緊張していないときの本当の姿を確認しなければならない」というのが彼の主張だ。Ｋさんは「これから別の配偶者に会っても、相手さえよければ同居する意向がある」と話した。


軍除隊後、アルバイトをしているＰさんは大学１年生のとき、同じ学校に通った地方出身の彼女と同居をした経験があると話した。彼は同居の長所として経済的な問題を挙げた。デートの費用も節約できるうえ、自炊費用も分担することができて良かったと言った。しかしこれらの同居はあまり長く続くことはできなかった。その数カ月後にＫさんに新しい彼女ができたからだ。

ハワイ大学社会学科イ・ヨンジュ教授は、同居カップル類型を▽結婚予備同居▽便宜同居▽結婚代案同居▽結婚代替同居－－などに分類している。

「予備同居」はＫさんのように婚前同居をし、配偶者と互いに相性が合うかどうかを確認しようとするケースだ。「便宜同居」はＰさんのように結婚などの長期的な関係を考えず、主に経済的な便宜をはかるために同居することをいう。「代案同居」は、結婚する条件が整わず、次善策として同居を選択するケースだ。離婚を経験した後、子供の問題などでたやすく再婚を選択することができずにカップル関係として残るようになる中年の同居類型がこれに近い。「代替同居」は結婚が女性を抑圧するとか男性に過多な扶養義務を課すという理由で家族制度を否定する人々が選ぶ同居類型だ。最近、若い層の同居は大体が「予備同居」と「便宜同居」に属するケースが多いと学者たちはいう。



同居カップル増加「結婚も練習が必要、お金も節約できる」（４）