「今回の音楽は米国スタイルのポップなんです。韓国や日本で披露した力強いメロディーの曲よりも、ビートが効いているうえにパフォーマンスができ、クラブにはぴったりの曲です。このような曲を歌いながら、自分の声が楽器になったようで面白かったです」－－。

ＢｏＡが来月１７日からアルバム『ＢｏＡ』を米国市場でリリースする。アマゾンドットコムでは１６日から予約注文を受け付けている。ＢｏＡはロサンゼルスでのインタビューで、アルバムのリリースを「（韓国と日本に続く）３度目のデビュー」と語った。今回は曲の選曲に最も気を遣っている。


１７曲のレコーディングを行い、このうち１１曲を選び収録した。レコーディングには約１年半を費やした。収録曲はダンス曲だが、クラブやラジオ放送にも合うように、曲のカラーを変えた。

「ファーストシングルの『Ｅａｔ Ｙｏｕ Ｕｐ』はボーカルがやや押され気味でしたが、今回のアルバムタイトル曲『Ｉ Ｄｉｄ Ｉｔ ｆｏｒ Ｌｏｖｅ』はアップテンポの曲で気に入っています」

シングルがビルボードチャートに初登場したときの心情を尋ねると、「妙な気分で、信じられませんでした」と話した。

「スタートすることが肝心なので、大きな期待はしていません。米国でアルバムをリリースすること自体が難しいこと。熱心に足を運び、広報したいと思います。一歩一歩、歩いていきます」

３月にはユニバーサル・シティウォークなどでパフォーマンスを行い、小規模のツアーも予定している。外国での生活が長いことから、新しい環境にすぐ適応できる方だという。

「ブライアン・ケネディー・プロデューサーらとの作業も楽しかった」と話す。「どこに行っても、音楽をやっている人たちは皆同じで、若くて面白いです。自分も歌手なので、楽しくなければならないと考えています。焦燥し仕事に追われながら、活動したくはありません。楽しみながら、面白く仕事をしていけば、よいことが起こるでしょう」

「韓国人をはじめ、これほど多くのアジアのファンの皆さんが、応援してくれているとは知りませんでした」というＢｏＡ。「米国人ファンの皆さんですか？韓国人ファンの方達と似ています。闊達で情熱的なところが…」