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北の実験通信衛星…北極は中国、南極は韓日が反対(2)

衛星を打ち上げる場合には、北極または南極に向かって発射してこそ成功の可能性が高くなる。

北極に向かって発射する場合には中国とロシア、南極に向かう場合は日本と鬱陵島(ウルルンド)の上空を経由することになる。

軍情報筋によると、北朝鮮は98年にテポドン1号を中国の方向に発射しようとしたが、中国の拒否にぶつかった。テポドン1号が途中で中国領土に墜落する場合、大きな被害が出る可能性があるためだった。


南極の方向は、韓国・日本とのトラブルをもたらすのが明らかだった。これによって、北朝鮮は周辺諸国に通報する慣例を無視し、北極の方向から若干外れた東海(トンへ、日本名・日本海)の方向であるロシア・サハリン島と北海道の間に向かって、テポドン1号を打ち上げた。

今回も同じ方向でテポドン2号を打ち上げる場合、韓国・米国・日本の反発に直面するほかない。空軍法務監事を務めたソ・ヨンドゥク弁護士は「東海のように狭い所は、状況次第では領空に準じ管理される」とし「北朝鮮がテポドン2号の軌跡を事前に十分通報しない場合、日本は領空侵害と見なすことができる」という見方を表した。米国と日本がイージス艦に搭載されたSM3(海上に配備されたスタンダード・ミサイル)で迎撃できる名分を与え得るということだ。

万一、迎撃を避けるとしても、軌道進入を成功させる可能性は低いと専門家は見ている。航空宇宙研究院のチョン・ヨンシク室長は「北朝鮮がテポドン2号を北極に外れる方向に打ち上げれば、100キロの上空で、方向を北極の方に転換しなければいけない」とし「その場合、北朝鮮の技術力では軌道進入が容易ではないだろう」と述べた。この場合、成功の可能性は30%以下と専門家は予想する。

国防科学研究所は「技術的な事柄を踏まえる場合、北朝鮮が実際に実験通信衛星を地球軌道に進入させようとしているというよりは、ミサイル弾頭の代わりに通信衛星を搭載してテポドン2号を発射し、長距離発射能力をアピール、または実験しようとしているようだ」という見方を示した。





北の実験通信衛星…北極は中国、南極は韓日が反対(1)

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